実用タイ語検定試験とは — 級・試験の構成・合格基準
最終更新: 2026-10-10
実用タイ語検定試験(略称「タイ検」)は、特定非営利活動法人 日本タイ語検定協会が実施している、日本人のタイ語の習得度を測る検定試験です。年2回、東京・大阪・名古屋・バンコクの会場で行われます。
このページの内容
- 級とレベルの目安
- 試験の構成と時間
- 合格基準
- 合格率
級とレベルの目安
級は5級・4級・3級・準2級・2級・1級の6段階です。協会が示すレベルの目安を要約すると次のとおりです。
| 級 | レベルの目安(公式の説明の要約) |
|---|---|
| 5級 | 入門。あいさつ・自己紹介・意思表示ができる。ゆっくりなら8単語程度までの簡単な文を聞き取れる。タイ文字を使わず、カタカナとローマ字(声調符号つき)の併記で出題 |
| 4級 | 初級。タイ文字で文法・語彙を習得し、簡単な会話ができる。ゆっくりなら10単語程度までの文を聞き取れる |
| 3級 | 日常生活に必要な中級。短い文章の読解・聴解・記述・口述ができる |
| 準2級 | 社会生活に不可欠な中上級。やや長い文章を扱え、一般的な業務で意思疎通ができる |
| 2級 | 上級。高度な専門用語を含まない新聞記事・論説文の読解、ニュースの聴解、テーマに沿った論述ができる |
| 1級 | 口語・文語とも不自由なく、専門的な翻訳・通訳ができる |
4級からタイ文字で出題されるので、タイ文字が読めるかどうかが5級と4級の大きな分かれ目です。
試験の構成と時間
どの級も筆記60分とリスニングの一次試験があります。2級と1級だけは、一次試験の合格者を対象に面接(二次試験・約40分)があります。
| 級 | 筆記 | リスニング | 解答方式 | 二次(面接) |
|---|---|---|---|---|
| 5級・4級 | 60分 | 約10分 | マークシート | なし |
| 3級 | 60分 | 約15分 | マークシート | なし |
| 準2級 | 60分 | 約20分 | 記述 | なし |
| 2級 | 60分 | 約20分 | 記述 | あり |
| 1級 | 60分 | 約25分 | 記述 | あり |
リスニングは筆記のあとに放送され、放送が終わった時点でリスニング・筆記とも終了します。
問題数と配点は非公開 協会は各級の問題数・大問ごとの配点・筆記とリスニングの配点比を公表しておらず、問い合わせも受け付けていません。「何問中何問」といった情報を見かけても、公式の数字ではありません。
合格基準
合格基準はどの級も同じで、100点満点中70点以上です。筆記とリスニングの合計点で判定され、どちらか一方が7割に届かなくても、それだけで不合格(足切り)にはなりません。合否は試験日から約30日後に郵送で届き、合格者には合格認定証書が送られます。
当サイトの模試も、この基準にならって正答率7割を合格の目安にしています。
合格率
協会は回ごとの合格率と平均点を公表しています(欠席者を除く)。直近の数字は次のとおりです。
| 回 | 5級 | 4級 | 3級 |
|---|---|---|---|
| 2026年春(第46回) | 70.2% | 60.2% | 38.9% |
| 2025年秋(第45回) | 70.4% | 53.5% | 27.8% |
| 2025年春(第44回) | 70.8% | 57.9% | 22.1% |
| 2024年秋(第43回) | 69.5% | 61.8% | 28.9% |
5級はおよそ7割、4級は5〜6割が合格する一方、3級になると合格率が2〜4割に下がります。4級までの基本語と文法を確実にしたうえで、3級では文の長さと語彙の幅に慣れることが必要です。受験者数は公表されていません。