ได้ の3つの使い方 — できる・実際に〜した・もらう
ได้ は4級でいちばん出番の多い語のひとつです。同じ ได้ でも、動詞の後ろに置くか、動詞の前に置くか、名詞の前に置くかで意味が変わります。位置さえ見れば意味が決まるので、3つの型を順番に整理しましょう。
3つの使い方
| 位置 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 動詞 + ได้ | 〜できる、〜してよい | พูดได้(話せる) |
| ได้ + 動詞 | (実際に)〜した、〜する機会を得た | ได้ไป(行けた、行った) |
| ได้ + 名詞 | 〜をもらう、手に入れる | ได้ของขวัญ(プレゼントをもらう) |
① 動詞 + ได้ =「できる」「してよい」
動詞(や目的語)のあとに ได้ を置くと、能力や許可を表します。否定は ไม่ได้ を同じ位置に置いて「できない」「してはいけない」、疑問は文末に ได้ไหม を付けて「できますか」「してもいいですか」になります。ได้ไหม と聞かれたら、ได้(いいですよ)か ไม่ได้(だめです)で答えられます。
目的語があるときは、ได้ は目的語のさらに後ろです。พูดภาษาไทยได้(タイ語が話せる)の順で、พูดได้ภาษาไทย とはしません。
② ได้ + 動詞 =「実際に〜した」
動詞の前に ได้ を置くと、「その動作をする機会があった、実際にした」という意味になります。เมื่อวานได้ไปทะเล は「昨日は海に行けた(行くことができた)」という感じで、うれしい出来事を話すときによく使われます。
この ได้ は過去専用ではありません。จะ と組み合わせた พรุ่งนี้จะได้เจอเพื่อน は「明日は友だちに会える」で、これから来る機会を楽しみにする言い方です。中心にあるのは「その動作をする機会がある」という意味だと考えると、過去と未来の両方が説明できます。
特に大切なのは否定の ไม่ได้ + 動詞です。ไม่ได้ไป は「行かなかった」。タイ語で過去のことを「〜しなかった」と言うときの、もっとも基本的な形です。
③ ได้ + 名詞 =「もらう」
ได้ は単独の動詞として「もらう、手に入れる」の意味にもなります。ได้ของขวัญจากแม่(母からプレゼントをもらった)のように、くれた人は จาก で表します。改まった場面では ได้รับ(受け取る)も使われます。
例文
間違えやすい点
検定ではこう問われる
4級の空欄問題では、ได้ を入れる位置や、ได้ と อยาก・จะ・เคย などの似た働きの語から1つを選ぶ形が考えられます。文末に空欄があり、訳が「〜できる」なら ได้、という具合に訳文と位置を突き合わせて選びます。
適切でない訳を選ぶ問題では、ไม่ได้ + 動詞(しなかった)を「できなかった」と訳したものや、動詞 + ไม่ได้(できない)を「しなかった」と訳したものが誤りの選択肢として考えられます。4語の並べ替えでは「動詞 + 目的語 + ได้」の順が、会話の空欄では ได้ไหม への答え方が手がかりになります。