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ให้ の使い方 — 「あげる」「させる」「してあげる」を語順で見分ける

ให้ はもともと「あげる、与える」という動詞ですが、ほかの動詞と組み合わさると「〜させる」「〜してあげる」「〜になるように」など、いくつもの働きをします。1つの文に ให้ が2回出てくることも珍しくありません。どの意味かを見分けるいちばんの手がかりは語順、とくに「ให้ の後ろに人が来るか、動詞の後ろに ให้ が来るか」です。

主な用法の一覧

形意味例
A ให้ 物 BAがBに物をあげるแม่ให้เงินผม
A ให้ B 動詞AがBに〜させるแม่ให้ผมไปซื้อไข่
A 動詞(物)ให้ BAがBに〜してあげるแม่ทำกับข้าวให้ผม
A ทำให้ B 状態AのせいでBが〜になるฝนทำให้รถติด
อยากให้/บอกให้/ขอให้ B 動詞Bに〜してほしい/〜するよう言う/願うแม่อยากให้ผมกลับบ้าน
動詞 ให้ 形容詞・結果〜になるように〜するทำให้เสร็จ

あげる — 動詞の ให้

「あげる」の ให้ は、「ให้ + 物 + 人」の順で言うことが多く、日本語の「人に物をあげる」とは順番が逆になります。

คุณยายให้ขนมหลานทุกวัน
おばあさんは毎日孫にお菓子をあげます。

させる — 使役の ให้

「A ให้ B 動詞」は「AがBに〜させる」。命令してさせる場合も、許してさせる場合も同じ形で、どちらの意味かは文脈で決まります。否定の ไม่ให้ は「〜させない、〜するのを許さない」になります。許可であることをはっきり言いたいときは อนุญาตให้(許可する)を使うこともあります。

แม่ให้ผมไปซื้อไข่ที่ร้านครับ
母は私に店へ卵を買いに行かせました。
พ่อไม่ให้ลูกเล่นเกมตอนกลางคืน
父は子どもに夜ゲームをさせません。

してあげる — 動詞の後ろの ให้

動作のあとに「ให้ + 人」を置くと、「その人のために〜する、〜してあげる(くれる)」という意味になります。人がだれか明らかなときは、人を言わずに ให้ だけで終わることもよくあります。お願いの文で「〜してください」の意味を添えるのもこの ให้ です。

ผมจะซื้อของขวัญให้แฟนครับ
恋人にプレゼントを買ってあげるつもりです。
ช่วยถ่ายรูปให้หน่อยได้ไหมคะ
写真を撮っていただけませんか。

原因・希望・依頼 — ทำให้・อยากให้・บอกให้・ขอให้

ทำให้ は「(原因が)〜にする、〜という結果を生む」。主語は人でなく出来事であることが多く、「雨のせいで渋滞した」のような因果を1文で言えます。อยากให้ は「(人に)〜してほしい」で、自分がしたいときの อยาก とは区別します。บอกให้ は「〜するように言う」、ขอให้ は「〜するよう頼む、〜であるよう願う」で、あいさつの ขอให้โชคดี(幸運を祈ります)にも使われます。

ฝนตกหนักทำให้รถติดมาก
大雨のせいで道がひどく混みました。
แม่อยากให้ฉันกลับบ้านเร็วๆ ค่ะ
母は私に早く家に帰ってきてほしいと思っています。
เขาบอกให้ผมรอที่นี่ครับ
彼は私にここで待つように言いました。

〜になるように — 動詞 + ให้ + 結果

動詞のあとに「ให้ + 形容詞・結果」を置くと、「〜の状態になるように〜する」という意味になります。ทำให้เสร็จ(終わらせる)・พูดให้ช้าลง(もっとゆっくり話す)のような形で、依頼や指示の文によく出てきます。

ช่วยพูดให้ช้าลงหน่อยได้ไหมครับ
もう少しゆっくり話していただけますか。
หัวหน้าให้ฉันทำงานนี้ให้เสร็จวันนี้ค่ะ
上司は私にこの仕事を今日中に終わらせるよう指示しました。

最後の文には ให้ が2回あります。1つ目は「ให้ + 人 + 動詞」の使役、2つ目は「動詞 + ให้ + 結果」です。それぞれの後ろに何が来ているかを見れば、意味が分けられます。

間違えやすい点

注意 人の位置で意味が変わります。แม่ให้ผมทำกับข้าว は「母が私に料理をさせた」、แม่ทำกับข้าวให้ผม は「母が私に料理を作ってくれた」です。ให้ のすぐ後ろに人がいて、その後ろに動詞が続けば使役、と覚えておくと見分けやすくなります。
注意 อยาก + 動詞は「自分が〜したい」、อยากให้ + 人 + 動詞は「人に〜してほしい」です。日本語訳の主語が変わるので、訳の選択では取り違えに注意します。
注意 使役の ให้ は、「命じてさせる」のか「許してさせる」のかを形の上では区別しません。訳を考えるときは前後の文から判断し、決めつけないようにします。

検定ではこう問われる

( )に入る語を選ぶ問題では、ให้ を ได้・ถูก・กับ などと見比べる形が考えられます。「人に〜させる」「人のために〜する」の意味が読み取れたら ให้ です。

訳の選択では、「させた」と「してくれた」を入れ替えた訳や、อยากให้ を「〜したい」と訳した誤りが考えられるので、ให้ の前後の人と動詞の順番を確かめます。5語の並べ替えでは、「ให้ + 人 + 動詞」と「動詞 + 物 + ให้ + 人」のどちらの型になるかを先に決めると、残りの語が収まります。

この文法の練習問題