方向を表す動詞 ไป・มา・ขึ้น・ลง・ออก・เข้า — 動きの向きと変化の言い方
ไป(行く)・มา(来る)・ขึ้น(上がる)・ลง(下りる)・ออก(出る)・เข้า(入る)は、それだけで動詞として使えます。3級で大切なのは、これらをほかの動詞の後ろに続けて「歩いて入っていく」「走って出てくる」のように動きの向きを表す使い方です。さらに ขึ้น・ลง は形容詞の後ろで「〜くなる」という変化も表します。
形と意味の一覧
| 語 | 動詞として | 後ろに続けたときの意味 |
|---|---|---|
| ไป | 行く | 話し手から離れていく |
| มา | 来る | 話し手に近づいてくる |
| ขึ้น | 上がる、乗る | 上へ/増える・強まる方向に変わる |
| ลง | 下りる、降りる | 下へ/減る・弱まる方向に変わる |
| ออก | 出る | 中から外へ/わかる・できるようになる |
| เข้า | 入る | 外から中へ |
語順 — 動詞+向き+ไป/มา
動きの言い方は「動作の動詞 + ขึ้น・ลง・ออก・เข้า + ไป・มา」の順に並べます。最初に「どうやって動くか」(歩く・走る・跳ぶ)、次に「どちらの向きか」(上・下・外・中)、最後に「話し手から離れるか近づくか」です。เดินเข้าไป は「歩いて入っていく」、วิ่งออกมา は「走って出てくる」になります。
ไป と มา のどちらを使うかは、話し手がどこにいるかで決まります。部屋の中にいる人が客を招くなら เชิญเข้ามาค่ะ(どうぞ入ってきてください)、外にいる人が誰かを部屋に送り出すなら เข้าไป です。
物を持っていく・持ってくる
目的語があるときは「動詞 + 目的語 + ไป・มา」の順がふつうです。เอา(取る)と組み合わせた เอา…ไป(持っていく)・เอา…มา(持ってくる)は日常会話で非常によく使います。
乗り物の乗り降りと出入り — 動詞としての使い方
単独の動詞としては、ขึ้น・ลง が乗り物の「乗る」「降りる」にも使われます。ขึ้นรถเมล์(バスに乗る)、ลงรถไฟ(電車を降りる)のように、後ろに乗り物をそのまま置きます。建物や部屋の出入りは เข้า・ออก で、出ていく場所には จาก を付けて ออกจากบ้าน(家を出る)と言います。
変化を表す ขึ้น・ลง
形容詞や一部の動詞の後ろに ขึ้น を付けると「〜くなる(増える・強まる)」、ลง を付けると「〜くなる(減る・弱まる)」という変化を表します。แพงขึ้น(高くなる)と ถูกลง(安くなる)、เร็วขึ้น(速くなる)と ช้าลง(遅くなる)、มากขึ้น(多くなる)と น้อยลง(少なくなる)のように、対で覚えると整理できます。ดีขึ้น(よくなる)は体調や状況が回復したときによく使います。
そのほかの意味 — ออก・ไป・มา
ออก は คิดออก(思いつく、わかる)・อ่านออก(文字が読める)のように「わかる・できるようになる」も表します。ไป は หายไป(なくなる、消える)のように「離れて見えなくなる」変化に、มา は「過去から今まで続けてきた」ことに使います。
間違えやすい点
検定ではこう問われる
( )に入る語を選ぶ問題では、เดิน( )ไป のような空欄に ขึ้น・ลง・ออก・เข้า のどれが入るかを、前後の場所の語(จากห้อง・บันได など)から判断する形が考えられます。「高くなった」「少なくなった」のような変化を表す文で ขึ้น と ลง を選ばせる形にも備えておきましょう。
訳の選択では ไป と มา の向き、5語の並べ替えでは「動詞+向き+ไป・มา」の順や「เอา+物+ไป・มา」の位置が手がかりになります。反対語として ขึ้น↔ลง、เข้า↔ออก、ไป↔มา をタイ文字で書けるようにしておくと、記述の問題にも対応できます。